浮いてしまいそうで恐い
海洋実習で「浮いてしまって水面まで行っちゃった」人いませんか?
慣れないうち、つまり、中性浮力が感覚的につかめないうちは「浮いてしまいそう症候群」というか、海底のどこかに体の一部がついていないと不安でしょ?
ですから、なるべく底の方にいてゴソゴソと這い回ったり、何かにつかまっていたり、といったダイビングになってしまうんですよネ。
それともいつでもエアが抜けるようにインフレータを握りしめているとか。
痛さんもつい最近までそんな状態でした。
ものの本(教則本など)によると、
「浮き始めたら大胆にエアを抜きなさい」とか、
「とりあえず下に向かって泳ぎなさい」とか書いてあります。
いずれも先ず浮力を小さくする方法ですが、痛さんは「エアを抜く」方法が好みです。
インフレータを上に伸ばして、そこから空気が抜けるのを目視しながら排気すれば確実にエアが抜けます。
これで息を吐けばズンズン沈みます。
でも、慣れないと目は海底を見ていて手だけがインフレータの排気ボタンを押してるんですネ。
で、うまくBCから排気できなくってズンズン浮いて行ってしまう…
ここでのポイントは「BCからのエアの排気は必ずインフレータの先を見る」ことでしょうか。
この体勢になれば自然と左の肩が上がって、そこに空気が集まるんで排気が楽なんです。
自分の目でエアが抜けているのも確認できますし。
ただ、肩に排気バルブが付いているBCをお使いの方は、このバルブから一気に排気してしまう方法の方がお勧めです。
特に水深5~6mの浅いところではBCの空気を全部抜いてしまわないと浮いちゃいますョ。
次回のダイビングの時に試してみて下さい。
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